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メバル|テクニカルノート

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日本海を舞台に活躍するクラブ「海族」の名物キャラ。
気は優しくて力持ち。谷泰介氏が日本海大型メバルゲームのタクティクスを、余すところなく披露してくれました。


Jigging.Instructors.GroupのHP開設おめでとうございます

TV.雑誌等メディアでご活躍されています皆様が集われる『JIG』では次世代のジガ-の育成であったり、様々な情報の発信基地であったり、ジギングの楽しさをより多くの人々に知らしめて欲しいと思います。
これからの『JIG』のより一層の発展を祈念して慶びの言葉とさせていただきます。
最後に、私のような若輩者がこのような場に寄稿させていただける事を大変恐縮におもいます。

クラブ「海族」谷 泰介


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クラブ「海族」所属の谷泰介氏。
日本海で大型メバルを数多く仕留めるエキ
スパートだが、エギングにも精通している。



メバル釣りにハマって厳寒の日本海でまた今年も・・・

《特異なタックルセレクト》
私のホームグラウンドは鳥取県と兵庫県の県境から、福井県と京都府の県境までの日本海での釣りになる。
通常私の釣りは数より大型を求める傾向にあるが、メバルに関してもそれは変わらない。
それ故に通常の釣り方とはかなり趣を異にするが、私のこだわりの釣りを紹介させて頂きたいと思います。

私がメバルを狙って釣行するのは例年12月の上旬からだ。私が好んで足を運ぶ場所の条件は・・・

①大きな波があまり当たらない。

②海草が繁茂している。

③潮通しが良い。

この3つをキーワードに、釣り場所を設定する事が多い。
12月のなかばであれば海草も水面下50センチ程にしか成長していいない。この、海草と水面の50センチの間でメバルとのやり取りをしなければいけない訳だ。

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厳冬の日本海では尺メバルが続々と出る。

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谷氏の素晴らしい釣果。
独自のスタイルで実績を上げている。



    メバル釣りでは通常ティップの柔らかなロッドを使う方が多いが、このような条件の場所では、メバルがジグヘッドを咥えてラインが引っ張られてやっとティップにトルク感が出る訳だが、それからロッドが曲がりメバルのランを止めるだけのテンションがロッドに掛かった時にはすでにデカメバルは海草の中である。
私は何度も大きな固体を海草の中で取り逃がしていた訳だ。

何とか掛けただけ捕れるようにといろいろ考えた結果、小型のショート・バイトは弾いても、デカメバルのランを瞬時に止められる強いバットとしなやかなベリーを併せ持ったロッドを使用する事にした。
それはもうメバルロッドのイメージからは掛け離れたロッドのようにも思えるが、浅い水深でデカイ奴を瞬時に止めるための必然性からの選択であったのは分かって頂けるだろう。
そんな私の愛竿はSWELLSオーシャンセンシィティブ69Lという21グラムまでのジグが使えるロッドである。
そのロッドを使うようになってからは根にもぐられる事はほとんど無くなった。

《私の日本海でのメバルパターン》
基本的には水銀灯の灯りはかなりの集魚効果が望めるのだが、灯りの直下よりも灯りの光の届く辺縁付近に大型が出る事が多いので、私は明かりの下から暗い外にキャストしリトリーブするようにしている。
しかし!本当の大型が出るのはほとんどの場合薄明かり程度の照度しかない潮通しの良い場所が多い。
小型のプラグやスプーンも使用するが、ほとんどの場合ジグヘッド・リグで釣る。
ウェイトは1/16oz~1/8ozを多用する。


ラインは4ポンドのPEラインを使用している。(ユニチカのトラウト用)
リーダーも同じく4ポンドのフロロを1メートル以内、オルブライトノットで結束している。
ワームは1.5インチ~3インチくらいまでを状況にあわせて使用する。
基本的に藻が多い場所での釣りになるので、メソッド的にはほとんどがサーフェイスのストレートリトリーブになる。水深50センチではジャークやシェィキングもほとんど使わない。ただのダダ引き(笑)
釣り座が足場の高い水深の有る場所ならば、スローテーパーな柔らかいロッドで釣ればやり取りは楽しいものになるはずだ。デカイ奴が掛かっても慌てる事もないだろう。

ただ、私がホームグランドにしている日本海では大抵、海草の繁茂するスーパーシャローでの釣りがメインになることが多いのです。
普通じゃ捕れないから極端なタックルで釣ってますが、ちゃんと結果も出てますし決して誤りでもないかなと思っています。

気軽だけど奥の深いこの釣り!貴方も挑戦してみませんか?きっとハマル事間違いなしです!!

2004年10月寄稿

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